そろそろ単純所持がダメ

こちらもどうぞ。

というわけで自分が夢の中で見た範囲でCP界隈を少し吐露吐露する。
これはちょっとした裏の世界を覗くアトラクション。

少し前までは表(一般的なブラウザや検索エンジン)でも簡単に閲覧できていた。そのため、いわゆる裏DVD業者がブルーフィルム時代やVHS時代の低画質のCPを半ば堂々と販売していた。ちょっとした当て字(「ロ」シア→「露」西亜、イタ「リ」ア→伊太「利」亜)などの知識があれば老若男女問わずアクセスできたというわけである。また中国などの海外サイトもそれなりに盛況であった。ただこれは快幡と呼ばれる専用の動画再生ソフトをダウンロードしなければならないためある程度のハードルがあった。くれぐれもアクセスは慎もう。

転機となったのが、グーグルの検閲だ。検閲導入後は基本的に閲覧は不可能となった。またこの検閲は漫画やイラストなどのサイトにも影響を及ぼした。有名な二次元ロリサイトが検索に引っかからなくなってしまったのだ。以降二次ロリヲタ達はBingに流れる。Bingは二次元の検閲はノータッチだ。くれぐれもアクセスは慎もう。ここまでが表の話。

と思いきやまだ表があった。それがtwitterである。twitterは非常に特異なCP空間である。なにせ被害者=加害者なのである。18歳未満の児童が自ら承認欲求を満たすためかなんだか知らないが、自撮りしたものをアップロードしてCP製造の罪で時々補導されている。なんとも滑稽である。そこに群がるおじさんの数も半端ではない。児童のそういったツイートをリツイートするだけで逮捕される人もでてきている。くれぐれもアクセスは慎もう。

またtwitterの良き悪友なのが写真袋に代表される合言葉型画像共有アプリケーション(今即興で命名した)である。これはアップロード者が決めたパスワードを入力することでファイルをダウンロードできるアプリである。twitterと一緒に利用する(100リツイートで写真袋にアップします)ことで児童たちは自撮りと引き換えにリツイートを稼ぎ、フォロワーを獲得するのだ。なんという安売り。なんという堕落。こういう類のアプリケーションはスマートフォンで完結、パソコン上からは閲覧しにくいためサイバー警察の方々はスマートフォンのやり取りまで監視しなければならなくなってきた始末だ。大変である。くれぐれもアクセスは慎もう。


そしてtorrentやperfect darkのような一般的なファイル共有ソフト。こういったソフトウェアはP2Pという通信手段をとっている。ダウンロードしていても同時にアップロードしているのがP2P通信の面白いところである。なので改正前の法律でもファイル共有ソフトでCPをダウンロードしている者(実はアップロード者でもある)を検挙することができたのである。仕組みを知らないとあっという間に人生終了である。もちろん仕組みを知っていてもくれぐれもアクセスは慎もう。ここまでが表の話。

ここからがwellcome to underground的な話である。代表的な裏はなんといってもtorである。彼の遠隔操作事件で片山容疑者が使用したツールがtorであった。torはもともとアメリカ軍が開発したシステムで民間に払い下げられたものだ。簡単に言えば多重プロキシみたいなものだ。だから基本的には通信の入口と出口はわかってしまう。なんだか専門的な感じに思えるが使用は至って簡単だ。基本的には一般的なブラウザと同じように利用できる。仕組みを知らなくとも利用している道具はたくさんある。torもそのひとつなだけだ。

torはその匿名性から検閲の回避など正義的な使用も可能であるが、悲しいことに通信の9割はCPサイトであった。torのCPサイトは表とは違い、多くの階層に分かれている。赤信号をみんなで渡れば怖くないのはみんなが同じ罪を犯している犯罪者であるからだ。この格言?と同様に犯罪者だけで構成されたサイトがある。これが階層の頂点だ。彼らは自ら制作したものを共有している。オリジナルの断続的なアップロードがサイトの成員たる資格となりえるわけである。よってこういったサイトにFBIなどのおとり捜査官が潜ることは極めて難しい。闇が深すぎるのである。そのようなサイトの一部には運営費を賄うためか1000bitcoin(現在のレートで3200万円)の寄付をすることでVIP会員になれるようなところもある。くれぐれもアクセスは慎もう。


次の階層は会員登録制のサイトで既に新規のレジスターを締め切っているところである。ここは新規の参加者がいないため荒しがなどが少ない。比較的穏やかな雰囲気である。そのまた下の階層は同じく会員登録制ではあるが、現在も会員募集中のところである。人の出入りが多く、一部のアップロード者に無限のダウンロード者が集るといった構図が多く見受けられる。一番上の階層からのお零れが最も流れてくるのがこの階層である。わざとレゾリューションを落とされたファイルやトリミングされたファイルに一喜一憂している、ある意味気性の荒いという雰囲気のサイトが多数を占める。そのまた下の階層は会員登録不要の掲示板のようなサイトである。CPオンリーのサイトであったり2chや4chのような総合型サイトの一部のスレッドであったりする。荒しや偽装ファイルなど蔓延る世紀末的世界がここだ。くれぐれもアクセスは慎もう。


以上、大まかに分けて4つの階層から出来合っている世界だといっていいだろう。まさに雲の上の存在である不可視の神によって作成されたオリジナルの雫が可視化された神の元へと渡る。その雫は無限の下人へ恵みの雨となってもたらされるのである。しかしこれは神話や聖書のような世界観ではあるが、絶対的な権力を持って世界全体を俯瞰している組織がいることもお忘れなく。くれぐれもアクセスは慎もう。


もちろんtorの他にも暗号ネットワークはたくさんある。freenetといったような、URL直リン表示型(全然システム違うけどイメージとして)のような暗号ネットワークもCP業界に活力を与えてしまっている。くれぐれもアクセスは慎もう。


日本よりずっとCPに厳しくて、二次元の所持も許されないような国の連中が平気でアクセスしているような現状を見ると、日本のサイバー捜査能力では焼け石に水であることはたしかなのですが、今回はどこまで本気なんでしょうか。ダウンロード違法化からはや4年ぐらい立ちましたか?検挙者は一名で自首だったような気がします。

また厳罰化による弊害にも目を向けてみる必要があるかもしれません。執拗な厳罰化は減少の一途をたどっていた強姦やわいせつ事件の件数が増加させてしまうかもしれません。今後の犯罪件数が気になるところです。また、実際、児童が性的な被害を受ける相手は概して近親者です。隣のロリコンよりお前の父親のほうが危険だということ、これを念頭に置いた児童福祉が本当に求められることだと思います。

なんだか支離滅裂な文章となってしまいましたが全部夢なので勘弁してください。